染料の販売と京染め:染料のお話(薬品・助剤) 
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薬 品・助 剤 の お 話
 
 
今日まで京都おける染色業界は和装の産地であることからシルク染色が主体でありました。
したがって染料・薬品供給企業であります当社はシルクの染色加工用染色資材の研究開発に特に力を注いで参りました。
開国から明治、大正にかけ日本の近代化に大きく貢献したシルクですが、戦後の合繊の台頭によって和装以外は一度姿を消しました。
しかしながら経済成長とともに訪れた平和社会に
シルクの需要は見直され今日に至っております。シルク衰退期に染色技術が忘れられていた事から、浅学ながら、当社のシルク技術は全国的に広くご利用頂いておりますことを、誇りに思っております。

以下に山宗実業株式会社オリジナル製品は山宗実業株式会社
シルク染色加工用染色助剤、及び加工薬剤を中心にご紹介いたしております。
もちろんシルク以外の繊維用の加工剤も数々御用意いたしております。
皆様の御要望に合わせて御用命戴ければ幸いでございます。
 
     
   
     
     
                     
精練剤・助剤及び洗浄剤
 
絹繊維は25〜30%のセリシン(ニカワ質)によって包まれております。そのセリシン
を精練によって除去する事で、絹本来(ヒブロイン質)の光沢・風合を出します。
絹精練法は大別すると 
@アルカリ精練法 A酵素精練法 B高圧精練法等があげられます。
絹繊維加工にとって、精練はきわめて大切な基本であり、美しい光沢と優しい風合いの
シルク製品は精錬の技法によって左右されます。
当社では京都における伝統技術を踏まえながら、長年の経験と研究開発により、
多くの精練剤とその助剤、そして技法を御紹介しております。また絹の光沢・風合い
を損ねないあらゆる仕様の絹用洗浄剤を開発しております。
加工はその製品・加工設備。製品のニ−ズによって、薬剤・技法が変ります。
どうぞ、御要望を当社研究室まで御相談下さい。 
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摩擦堅牢度向上剤 

染色工程におけるトラブル、染料本来の性質、繊維の物性等により、染色が仕上った後に
摩擦堅牢度の低下にみまわれる事があります。
このような場合、弊社の薬剤による後整理加工によって、特に乾式の摩擦堅牢度の
向上が計れます。 

スリップ防止剤 

製織をはじめ、精練・染色・整理等におけるトラブルのなかに織物組織のスリップ現象が
あります。
繊維の風合いを損ねずスリップ防止機能を発揮する薬剤を各種取り揃えております。 

顔料用バインダ−は捺染適性顔料の固着性、及び風合い等の影響は、バインダ−の種類に
よって大きく左右されます。
弊社では多様なニ−ズにお応えするべく、バインダ−の研究をすすめてまいりました。
弊社製品では、主としてアクリル酸エステル系の樹脂とポリウレタン系樹脂とがあり、
隠蔽力の高い捺染物を目的に、高固形分を有する樹脂で、堅牢度も良好です。
是非一度お試し下さい。 

染料固着剤 

酸性染料・含金属染料・直接染料等での絹繊維の染色の場合には、湿潤堅牢度が低い為に
その改善が求められます。ポリアミン系カチオン樹脂で、シルク繊維用として
開発されたものです。 

絹鳴り剤 

絹鳴りはシルクの優雅な味わいの一つです。しかし加工工程における損傷や仕上剤等で
その現象が無くなる事があります。絹鳴り現象の復活や強調、他繊維への付加、また優雅
なシルク独特の風合いに顕著な効果を発揮する加工剤です。
海外からも高く評価され、多方面から定着したニ−ズと長年の実績をもつ、シルク仕上げ
の卓越加工剤です。
先天的なシルクの風合い、又各種繊維のシルク調な風合い創りに最適です。 

どうしても水溶性の加工剤では加工が困難な加工、というものが存在します。
それは水溶性では、染料の脱落や、加工物の風合いを損ねるなどが問題になるからです。
弊社では水溶性では加工が困難な場合に行う、溶剤型での加工薬剤をラインナップして
おります。主にゾ−ル(ナフサ)を溶媒とする加工剤です。加工設備などの問題も
ございますので、弊社研究室まで御相談下さい。 

帯電防止剤 

化合繊のみならず、シルク繊維も乾燥季節や、過剰乾燥時には静電気の発生があり、
生産工程(糸繰り・製織等)に於いてのトラブルが起こり易くなります。シルク本来の
光沢や風合いを損ねること無く、静電気を防止する事が出来ます。 

弊社が主に扱うキャリア−は、ポリエステル/シルク アクリル/シルクの混紡・混織、
交撚でのボイル用キャリア−です。用途に応じて御相談下さい。 

絹・増量加工剤 

繊維の女王と呼ばれるシルクは、古代から貴重品とされ、近年でも高価な繊維であります。
絹繊維は精練によって、30%近い減量があるため、若干の調整の目的もあって行われる
増量加工は、古くは錫増量、近年はアクリルモノマ−によるグラフト重合、それに減量調
整の簡易増量加工法などがあります。皆様の御要望を弊社研究室までお寄せ下さい。 

柔軟・平滑・仕上加工剤 

精練・染色を経た絹繊維は風合い調整のため絹独特の風合いを取り戻すべく、平滑・柔軟・
硬味付け等が必要になります。
特に糸の場合には、織りや編みでの要請には的確な対応が必要となり、多様にわたっての
経験による積み重ねの技術から多くの製品開発を行っております。 

染色助剤 

絹染色加工における染色助剤は多岐にわたります。絹繊維は損傷しやすく
(特にアルカリ・含水時の摩擦)、繊細な染色技術が要求されます。
均染剤・浸透剤・脱気剤・浴中柔軟剤等、染色助剤は各種の染料における染色の方法、
染色物の形態・染色設備等々、多くの条件に適合させねばなりません。助剤の研究開発は
多様にわたるユ−ザ−ニ−ズに的確に対応する形で行っております。
研究室ではお問い合わせをお待ちしております。 

防縮・防シワ剤 

絹繊維用として、エポキシ・ウレタン系樹脂を主体に研究開発を行っています。
加工物の形態、加工設備、風合い主観などによって、充分な検討が必要な分野です。
どうぞ、ご要望を弊社研究室まで御相談下さい。 

酵素加工剤 

近年、酵素は繊維加工にもはば広く採用されています。絹繊維加工にも、使用法により、
風合い・艶・強度などで卓越した効果が期待出来ます。
どうぞ、研究室までお問い合わせ下さい 

黄変防止剤 

シルク繊維の黄変現象の研究は、古くから多くの学者によって研究されてきましたが、
そのメカニズムは的確にはつかめておりません。
それは、その原因が多岐に複雑化しているからです。従ってその防止方法も多様に考え
られます。弊社製品は紫外線防止を主眼とした、シルクの黄変防止加工剤で、10年の
実績をもちます。 

和装製品 黒紋付染色は染色上がりの濃度(黒の深み)が命です。
染色された絹布を深色(濃染)剤によって加工することで、格段の深みを得る事が出来
ます。
開発より20年、京都黒紋付業界の80%以上のシェア−を得ております。
(京都の黒紋付の生産量は全国の90%以上を占めております)
近年、ポリエステル繊維やプリント業界での応用、その他多岐にわたって特殊な仕上剤と
して、幅広く採用されております。
当社のメインの製品で、多くの研究成果の蓄積を有しております。
一度研究室までお問い合わせ下さい。 

艶消し剤 

シルク(ヒプロイン)の成分は象牙、真珠に似ていると言われています。
その構造はヒプリルから成り、断面は三角型となっています、反射される光線はプリズム
現象となりその光沢は、シルク独特の優雅な艶であります。
しかしながらその艶を消したい要請もあります。風合いを損ねることなく艶消し加工が
できます。 

撥水・撥油剤 

フッソ系ガ−ド加工は汚れに弱いシルク製品には高いニ−ズがありますが、シルクの光沢
風合いを損ねない加工が必須条件です。水溶性・溶剤型(ナフサ溶媒)も当社絹繊維用
ガ−ド加工剤は、皆様の高い評価を得ております。 

抗菌・防かび剤 

蛋白質繊維であるシルクは、湿気・温度などの要素によってはカビの発生があります。
染色後の仕上げ加工により、ほとんどカビの発生を防止する事が出来ます。
20年の実績の安定製品として、出荷されております。抗菌加工に於いては、各種繊維に
よるユ−ザ−ニ−ズ対応で開発を行っています。。 

スレ直し剤

シルク繊維は、アルカリ・含水時の衝撃に弱い欠点があり、染色加工中にスレ
(繊維の表面の損傷で、毛羽立ち)が起こることがあります。
このスレは部分修正、全面修正が可能です。他の繊維への対応を含めて、
一度弊社研究室まで御相談下さい。 

その他 加工剤 
消費者のニ−ズの個性化・多様化にともない、染色加工に求められる加工も個性化
多様化が進んでおります。弊社では今までにあった顧客のニ−ズだけではなく、
新しく御提案できる様な加工まで踏み込んだ研究・開発を行ってまいりました。
弊社の持つノウハウを是非皆様の加工に活かして頂きますよう、
何なりと弊社研究室までお問い合わせ下さい。
リストに表示させていただいた以外にも、数々の薬剤を御用意しております。
加工設備、要請される機能、コスト等々を弊社研究室ま御相談下さい。
 
     
 
 
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